スリランカ滞在記(38)

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スリランカの古都、キャンディに到着した我々一行は、なぜか古都らしからぬ場所、ピザハットの二階へと連れて行かれたのでした。

ガイドさん、どうしてピザハットなんですか?

ガ「フフフ、ここからよく見えるネ」

何が見えるんですか?

ガ「もちろん、ペラヘラ祭りヨ」

ペラヘラ祭り・・・

その字面からすれば、「ペラペラ」と「ヘラヘラ」の融合体ではなかろうかと思われます。

無論、「ペラペラ」は、物理的にも精神的にも薄っぺらいことを表し、「ヘラヘラ」は場に似つかわしくない、感情を逆なでするような笑みを浮かべている状態を表します。

内面ペラッペラの浅はかな人間がヘラヘラしてる・・・

その祭り・・・

一体どんな光景が繰り広げられるのか想像すらつきません。

しかしながら、先ほどの道路の混雑、そして歩道に陣取った人々の群は、どうもその「ペラヘラ祭り」が原因とのこと。その脱力系の名前に反し、かなり大規模なお祭りであろうことが推察されます。

開始は日が沈んでから。まだまだ時間があります。我々一行は、ピザハットから徒歩二、三分のところにある、スリランカの魂とも言うべき「仏歯寺」の拝観へと向かいました。

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一階に降りると、更に人が増えており、文字通り掻き分けるようにして道路へ出ます。

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ほどなくして、「仏歯寺」の境内に到着。

そして、入ってビックリ!

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象がいるではありませんか!しかもフツーな感じで。ここはだれでも入れるフリースペース、檻も柵もありません。

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ほら、こっちにも

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「うまっ、うまっ、葉っぱうまい」

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あそこには小象が

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振り返ると、まだまだいます!

象は童謡「ぞうさん」などで、虫も殺さぬ穏やかで大人しい動物であるかのように描かれておりますが、いやいや、実はひとたび怒りの焔が上がると、極めて凶暴な猛獣と化すのであります。

これは何年か前、ムツさん(ごろーさん)が書いた記事を読んで知ったのですが、確かに普段の象は従順で大人しい動物です。しかし、何かが癇に障ると、何年も一緒に過ごしてきた象使いでさえ、いきなり「アタック」されるということです。あの巨体に「アタック」されて生きている人間はごくごくまれ。象のことを知り尽くしているであろう象使いでさえ危険なのですから、いわんや一般人をや。

しかし、だからこそ、象を手懐け、牛馬の如く沢山抱えるということが、古来より権力の象徴となり得たようです。つまり、この「仏歯寺」のスリランカにおける権威というものが、この沢山の象さん達から自ずから伺えるというものです。

と、いうわけで、あまり彼らを刺激しないよう、ソロソロと境内を移動しつつ、本堂へと向かいます。

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階段を降り切ろうとしたところで、でかいの一匹と鉢合わせ!枝の束を鼻で抱えてズンズンと歩いています。

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びっくりして思わず、後ずさりすると、こっちに向かってきました(汗)

眼の前を通り過ぎていきます。

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やれやれ、と振り返ると・・・

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さらに、お一人様ご案内。

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かなりの迫力でした(汗)。

で、彼らは枝を運んで、何をしているのかと言えば・・・

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「うまっ、うまっ、葉っぱうまい」

自分のごはんを運んでたんですね。

因みに、この象さん達、「仏歯寺」お抱え象の他、この後に始まる「ペラヘラ祭り」のために各地から集めてこられた象さん達なんだそうです。祭り前の腹ごしらえといところか。

「ペラヘラ祭り」、字面のユルさに大いに反し、極めて重厚なお祭りのようです。

【続く】

 

 

 

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