スリランカ滞在記(31) 2016 7/12 管理人ブログ 2016年7月12日 スリランカの地を踏んで三日目の朝を迎えました。 ここハバラナから次の目的地、スリランカ第二の都市キャンディへと向かいます。 大体、距離にして80㎞くらいでしょうか。バスでおよそ3時間。 途中、マータレーなる田舎町を通りました。 スリランカのおヘソとも言うべき場所に位置するこの町は、スパイスの名産地でもあるそうです。 我々一行は「スパイスガーデン」という観光施設に(頼んでもいないのに)立ち寄ることとなりました。 「スパイスガーデン」、日本語に訳せば、「香辛料の園」。その名の通り、多種多様な香辛料が所狭しと植わっています。 ココアだとか、シナモン(スリランカは世界一の生産量だそうです)などなど、普段の生活では馴染あるスパイスですが、その原物は未見。へえー元はこんな植物だったんだあー、と(若干の)感動がありました。 しかしながら、それよりも興味を惹かれたのが・・・ 彼です。 「上手」では言葉足らず、まことに巧みに日本語を操るのです。 「えー」とか「あー」とかの引っ掛かりがない、マシンガントーク。リズミカルに、そして畳み掛けるようにガーデン内の説明をこなしていきます。完全に私より日本語が流暢。 一行は皆、彼の勢いに呑まれそうになります。 しかし、ここまで淀みなく話されると、あれです。ペテン師に見えてきます。不思議ですね。 そして、案の定、自社製品の実演販売へと移行していきました。 高田社長ばりの熱演。 神経痛に効くだとか、肝臓をきれいにするだとか、中高年を刺激する言葉を連発し、場はすっかり彼のペース。 特に首や肩こりに、てきめん効き目のあるというハーブオイルを紹介された時など、慢性的な凝りを抱える私はすっかり買う気に。前回の「アーユル・ヴェーダ」でハーブオイルには苦戦させられたにも関わらず・・・です。 売店に行くと様々な天然製品が陳列してありました。 ところが、値段は平気で数千円!します。日本で買っても「ちょっと高いなあ」という感じ。 スリランカの物価から考えると、明らかに〇ったくりではないか。 しかし、あのペテン師っぽい彼の早口な言葉が頭に蘇るのです。 「ココでしか売ってナイヨ~」 「日本には輸出してナイヨ~」 ・・・と、いうことで、かなり売れてました。本当に商売上手ですね。 と、ちょっとガイドさんの(マージンの)関係で寄り道した我々ですが、この滞在記はあくまで寺院の研修旅行。 同じ町にあるスリランカ有数の古刹「アルヴィハーラ」へと足を延ばします。 【続く】 管理人ブログ スリランカ滞在記(30) 原爆忌 この記事を書いた人 管理人 関連記事 素晴らしき世界 2021年3月3日 ANT-Hiroshima 被爆証言と医科学的解説シリーズ 第3回「原爆投下直後から約1ヵ月、救護活動に従事した11歳と13歳の少女たち」 2019年8月19日 ANT-Hiroshima 被爆証言と医科学的解説シリーズ 第1回「爆心地から540mで被爆した少女」 2019年1月29日 全戦争死没者追悼法要~前住職が法話します 2018年7月1日 スリランカ滞在記(42) 2017年11月6日 スリランカ滞在記(41) 2017年9月1日 平和之観音 2017年8月6日 スリランカ滞在記(40) 2017年5月16日 コメント コメントする コメントをキャンセルコメント ※ 名前 メール サイト 次回のコメントで使用するためブラウザーに自分の名前、メールアドレス、サイトを保存する。
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