水上の舞台

今、私は船上の人となって、瀬戸内海を渡り、とある島へと向かっています。
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何故に。

それは、今日(4月18日)これらから、この世界的に有名なこの島で、やはり世界の宝と言える芸能が催されるからです。

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到着し、そこへと向かいます。さて、ここはいずこ?

 

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道すがら、この島の「あるじ」に出会いました。殆どの広島市民は小学生の頃、遠足でこの島に赴き、お楽しみの弁当や菓子などを「あるじ」に奪われた経験があるはず・・・

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洋上に浮かぶ、朱の鳥居。

そう、ここは厳島。宮島。世界遺産。

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まだ、朝早く干潮のため、縁の下が露わになっています。

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そして、本殿を通り過ぎた、屋根に苔むすあの屋形が重文能舞台です。

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演能前の能舞台。これが月の引力という宇宙的な舞台装置によって、世に類い稀な水上の舞台と化すのです。

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吹き抜ける海風、木々のざわめき、鳥の唄声とともに、ちゃぷんちゃぷんと潮が満ちて来ました。

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先ほどの屋形は海に浮かび・・・

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波の揺らぐ舞台上で、満を持して開くのは能楽師達の技能の精華。

それを観能できる歓びは、この「宮島桃花祭」に足を運んだものの特権です。

私のお謡の先生も、この日、一番舞われ、観るひとの心を甚だ震わせました。

そのことについては後日、機縁をもってご紹介させて頂きたいと思います。

(終)

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