地獄・・・

昨日、3月6日、お寺さん向けの研修に行ってきました。

ご講師は、広陵東組真光寺住職・龍谷大学教授、青原令知師。講題は「輪廻する世界」。

IMG_4205_1600

仏教では輪廻する実体的な「我」の存在は否定しますが、迷いの世界を「輪廻する世界」と捉え、そこから解脱することを目的としています。故に、仏教を語る上で「輪廻」は避けることのできない思想的課題。

二時間強に亘る講義では、仏典を開くと頻繁に出てくる「地獄・餓鬼・畜生・阿修羅・人・天」の六道(六趣)、「欲界・色界・無色界」の三界、また「劫」という天文学的な数字で繰り広げられる桁違いの世界観など、詳細かつ分かりやすく、丁寧にお話下さいました。

IMG_4209_1600

ところで、中でも興味深かったのは地獄の内容。

邪淫の罪を犯した男が堕ちる地獄があります。

そこには一本の木があり、上の方の枝に美女が立っています。

思わず男は登ろうとしますが、途端に葉っぱが刃物に変わります。

当然体中傷つけられ血まみれになる。しかし、なお欲望の勝る男は登り続けます。

ところが、ようやく枝に辿り着いたと思ったら、そこに美女の姿はない。

ふと下を見ると、いつの間にか美女が降りて地面に立っている。

男はまた美女を求めて今度は降りはじめる。再び葉っぱが刃物へと変わり身体を切り刻む。

やっとの思いで地面に降り立つと・・・

そうです、美女は木の上にいる―これを延々と繰り返すという・・・

もう一つ。

糞尿でできた池の地獄。

ここに堕ちたものは、その池に入らされ、口に水面が触れるか触れないかの位置で立たされる。

ちょっと風でも吹いて、波が立とうものなら・・・ご想像におまかせします。

しかも、水中には人喰い蛆が生息しており、罪人に襲い掛かってくると言う・・・

悪趣味すぎてコメントも出て来ません。

また八寒地獄の中には「虎虎婆(ココバ)地獄」というものがあるそうで、

字面からして、どんなに酷い責め苦を受けるんだろうと恐れおののいてしまいますが、

「寒さのため、フフヴァ、フフヴァ、と声を出す」地獄なんだそうです。

意味不明。

しかし、その不明さがまた怖いという・・・

地獄には堕ちないに越したことはありません。

この記事を書いた人

コメント

コメントする

目次