さて、お寺の日帰り旅行、門信徒の皆さんと島根県は石見銀山へと来ています。
現地に着いて、すぐに昼食を摂り、向かったのは「熊谷家住宅」。国指定の重要文化財です。
この白壁の建物全部が「熊谷家住宅」。相当長いので透視図法の見本みたいになってます。
中に入ると(入場料500円)、奥の間に通され、本住宅の特徴と歴史の説明が始まりました。
築は1801年。その後、増築等を経て明治元年に今の形態が整ったということです。
主に鉱山業を営み、相当な有力商家だったようです。
それを物語るのが↓の写真。
なんと秘密の地下室があります。画象だと分かりにくいですが、深さは3mくらいありそう。
石垣も丹念に組まれ、ただならぬ雰囲気です。
金持ちお得意の脱税か!と思ったらその逆で、どうもお役所からの重要な預かり物を保管していた模様。
政治との結びつきも強ったんですね。
そして、酒造業も営んでいたそうです(ここは酒造の展示室)。無論今は廃れており、どんなお味だったかは不明。
幻の酒の名は「天領」。どこぞの優等賞を獲っていたとのことで、恐らく銘酒。飲んでみたかったですね~。
この部屋には二階に上がる階段があります。階段でもあり箪笥でもあります。スペースに無駄なし。
別にある急な階段を登って、女中部屋。着物などが展示してあります。
皆一目見るなり、「ちっちゃい!」のひと言。
いまどきの小学生高学年の方がよっぽど大きいでしょう。食生活の察しがつきます。
ここは台所。今、めっきり見られなくなったちゃぶ台があります。
「懐かしい!」と思わず座布団に座って「頂きます!」をする人多数出現。
何と、大小合わせて10のカマドがあるそうです。
素晴しいのは、そのカマドを小学生に開放して、お米の炊きだし経験をする取り組み。
炊飯ジャーのお米しか知らない子供は大喜びで、自分で炊いたお米を二杯、三杯とお代わりをするそうです。もちろん味も激ウマとか。
こじんまりとした中庭。折しも五月の丁度良い気候。心地良い風が通っています。車の騒音もなく、辺りは静か。晴天の陽射しを避け、縁側でしばらく呆けたくなります。
その縁側をさらに先にいくと、私の超イチオシスポット、お風呂場があります。
畳、二畳分もないほどの洗い場ですが、清潔なヒノキの桶と板間の空間。
ここが脱衣所。茶室のような風情が感じられます。
心も洗われるような湯浴みが出来そうです。
二階からの眺めも統一感があって素敵であります。赤い瓦と漆喰の白との対照がきれい。先人の美意識は相当高かったと思われます。
最後は玄関を入ったところにある大きな土間で記念撮影。
これくらいの人数でも、余裕で住めるほどの大邸宅でした。
日本人DNAをくすぐられ、ある種の満足感を与えてくれる古き良き佇まい。
癒し系か。
石見を訪れた際には、是非お立ち寄りください。お勧めです(^^)




















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