石見から

さて、お寺の日帰り旅行、門信徒の皆さんと島根県は石見銀山へと来ています。

現地に着いて、すぐに昼食を摂り、向かったのは「熊谷家住宅」。国指定の重要文化財です。

IMG_4905_1600

この白壁の建物全部が「熊谷家住宅」。相当長いので透視図法の見本みたいになってます。

IMG_4911_1600

中に入ると(入場料500円)、奥の間に通され、本住宅の特徴と歴史の説明が始まりました。

築は1801年。その後、増築等を経て明治元年に今の形態が整ったということです。

主に鉱山業を営み、相当な有力商家だったようです。

それを物語るのが↓の写真。

IMG_4918_1600

なんと秘密の地下室があります。画象だと分かりにくいですが、深さは3mくらいありそう。

石垣も丹念に組まれ、ただならぬ雰囲気です。

金持ちお得意の脱税か!と思ったらその逆で、どうもお役所からの重要な預かり物を保管していた模様。

政治との結びつきも強ったんですね。

IMG_4929_1600

そして、酒造業も営んでいたそうです(ここは酒造の展示室)。無論今は廃れており、どんなお味だったかは不明。

幻の酒の名は「天領」。どこぞの優等賞を獲っていたとのことで、恐らく銘酒。飲んでみたかったですね~。

IMG_4934_1600

この部屋には二階に上がる階段があります。階段でもあり箪笥でもあります。スペースに無駄なし。

IMG_4927_1600

IMG_4925_1600

別にある急な階段を登って、女中部屋。着物などが展示してあります。

皆一目見るなり、「ちっちゃい!」のひと言。

いまどきの小学生高学年の方がよっぽど大きいでしょう。食生活の察しがつきます。

IMG_4944_1600

ここは台所。今、めっきり見られなくなったちゃぶ台があります。

「懐かしい!」と思わず座布団に座って「頂きます!」をする人多数出現。

IMG_4945_1600

何と、大小合わせて10のカマドがあるそうです。

素晴しいのは、そのカマドを小学生に開放して、お米の炊きだし経験をする取り組み。

炊飯ジャーのお米しか知らない子供は大喜びで、自分で炊いたお米を二杯、三杯とお代わりをするそうです。もちろん味も激ウマとか。

IMG_4915_1600

こじんまりとした中庭。折しも五月の丁度良い気候。心地良い風が通っています。車の騒音もなく、辺りは静か。晴天の陽射しを避け、縁側でしばらく呆けたくなります。

IMG_4935_1600

その縁側をさらに先にいくと、私の超イチオシスポット、お風呂場があります。

畳、二畳分もないほどの洗い場ですが、清潔なヒノキの桶と板間の空間。

IMG_4938_1600

ここが脱衣所。茶室のような風情が感じられます。IMG_4940_1600

心も洗われるような湯浴みが出来そうです。

IMG_4957_1600

二階からの眺めも統一感があって素敵であります。赤い瓦と漆喰の白との対照がきれい。先人の美意識は相当高かったと思われます。

IMG_4973_1600

最後は玄関を入ったところにある大きな土間で記念撮影。

これくらいの人数でも、余裕で住めるほどの大邸宅でした。

日本人DNAをくすぐられ、ある種の満足感を与えてくれる古き良き佇まい。

癒し系か。

石見を訪れた際には、是非お立ち寄りください。お勧めです(^^)

 

 

 

 

この記事を書いた人

コメント

コメントする

目次