カープ感染

プロ野球のシーズンが始まって一ヶ月、セ・リーグ5位に甘んじているものの、廣瀬が日本記録となる15イニング連続出塁するなど、今年は何かやってくれそうな地元球団カープ。因みにタイトルは「カープ観戦」の誤変換ではありません。

「カープ感染」とは、思考が思わず、何事につけてもカープ的なものと結び付いてしまうという広島特有の感染症です。広島に住んでいると、誰にでも軽度の感染がみられるものの、日常生活にさほどの影響はありません。しかし重篤なものとなると、日常生活はおろか人生の重要な場面にまでカープが入りこんできます。その顕著な症例にこのたび遭遇しました。

場所は某結婚披露宴会場。例によって受付を済ませ、座席表を受け取ります。私の席は32番・・・?松竹梅とかじゃないですね・・・その他62番のテーブルもあります。テーブル一脚につき7〜10名だから、62テーブルだと軽く見積っても500人近く!会場にはそんなにキャパシティーがあるようには見えません。もう一度座席表をよく見ると、私の周りのテーブルは、22番、18番、中には00番なんていうのもあって、チョー適当。一体何なんでしょう??と軽いパニックに陥っていたら、隣にいた知人が「白濱ですよ。」と一言。私にシラハマなる知り合いはイナイんですけど・・・呆けた顔をしていたのか、知人はさらに言いました。「キャッチャーのですよ。」

・・・なるほど!聞くところによると新郎新婦は共に熱心なカープファン。それで、テーブルの名称がカープ選手の背番号となっているというわけです。なかなかの「カープ感染」ぶり。座席に着くと、たしかに「32番白濱裕太」のカードが掲げられていました。ちなみに主賓テーブルの「1番」は、もちろん、不死鳥、前田智徳選手の背番号です。

宴は進み、ウエディングケーキの入刀。

ケーキ

ケーキには、もはやお約束、カープの文字と、カープ坊やらしき人形が・・・披露宴における「カープ感染」の典型例といえましょう。

さらに宴は盛り上がってまいりました。待望の某大学チアガールチームが入場。殿方のテンションはマックスに。

チア

広島マツダスタジアム、カープ戦において5回終了時に行われる応援ダンス「CCダンス」が始まりました。披露宴出席者も巻き込んでの「CCダンス」。「カープ感染」拡散中。

カープ

これは、披露宴終了後出口におかれた水彩画。絵の中でカープ坊やに扮した新郎と新婦が、仲睦まじく手を取り合っています。徹底しています。

最後の最後まで見事な「カープ感染」振り。Sクラスです。彼らが「巨人感染」や「阪神感染」することは決してないでしょう。このカープ愛に応えるよう、今年のカープは何とかAクラスに・・・いや、出来ることならぜひ優勝して欲しいものです。「カープ感染」の街、広島があらゆる面で盛り上がることは間違いないのですから。

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