昨日は、梅雨の間隙を縫うが如くの晴天。
東京在住の先輩が、ご友人とお二人で広島観光に来られてましたので、合流してランチをご一緒しました。
場所は元安川東詰土手沿いのカフェ。オープンテラスで食事するのに申し分のない日和。
しかし、昨日(6月2日)は、あいにくの雨でした。平記公園から宮島へ、いわゆる広島観光の王道(というか、それしかない)を辿ったお二人(女子)にねぎらいの言葉を掛けますと、
「しとしとと雨の降る宮島の風情がよかったあ~。」
「雨の原爆ドーム・・・あの静かな佇まいを見ると、胸が一杯になって、こみ上げるものがあったよお。」
と、想定外の返し。さすがです。旅は感受性か。
昼過ぎのカフェはのどかです。そよ風が心地よい。若干の後ろめたさを感じつつもワインを注文し、少し酔う。
ゆったりとした時間が過ぎる中、ふと気がつくと、私の愚痴めいた話しを受けとめ耳を寄せるお二人の姿がありました。否定するでもなく、また教訓めいたことを挟むでもなく、ただ頷いているのでした。
午後三時過ぎ、東京へと戻るお二人に別れを告げ、その素敵な後ろ姿を見送りました。
都会の女性(※)は、「大人」ですねえ。
※無論、ここで言う「都会の女性」とは、そのお二人だけのことを指します。
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