8月6日の「平和記念式典」に向けて、平和公園では会場の準備が着々と進められています。それに伴い、核兵器の廃絶や反原発を訴えるデモの声が、あちらこちらから聞こえてきます。当日はさらに多くのデモが見られることでしょう。
乗車したタクシーで、そのことが自然と話題にのぼりました。
「騒がず出来るだけ静かにして欲しいですね。」ー原爆で無念の中亡くなられた方々とのことを思うなら、デモより何より先ず慎んで死者を悼むべきだ。全国から集まってくるのはいいが、被爆したひとのための式典なんだからーそう運転手さんは言いました。
「そうですね・・・」と返したものの、その一方で、もし全国からデモが来なくなってしまったとすれば、それは何を意味するのか。記憶の風化ーまた同じ過ちを繰り返すことになりはしまいか・・・
街には外国人観光客の姿がいつにも増して見受けられます。未だ多くの関心が「ヒロシマ」に寄せられているということなのでしょうか・・・
様々な人々の様々な思いが交錯しつつ、明日68回目の「平和記念式典」を迎えます。
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