淨寶寺仏教婦人会50周年記念

本年、当淨寶寺の仏教婦人会が結成50周年を迎えるに当たり、その記念式典を、去る6月20日(土)、本堂において開催させて頂きました。

私、副住職は3年半ほど前に養子として淨寶寺に入りましたので関わりはまだ浅く、

それ故に、原爆による壊滅から寺院復興後、会を一から立ち上げて、よくぞまあ半世紀も継続して来られたなと、我が寺ながら感心致しております。

そしてそれだけの年輪と風格が、婦人会の皆さんは無論、それを牽引し、法座を続けてきた住職と坊守に備わっていると、改めて思うのでした。(㊦写真は功労者表彰式の様子)

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式典の後は、記念布教に移り、大阪高槻市「行信教校」より山本攝叡先生にお越し頂きました。

行信教校とは、親鸞聖人のみ教えを深く追求する高度な学問道場。住職も教校の卒業生であり、また山本攝叡先生のお父上、故山本仏骨先生と深いえにしを結んでいたことから、この度の記念布教の実現相成ったという次第です。

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終始、柔和なお顔、上品な佇まい、流れるような優しい語り口で、浄土真宗の信心について懇ろにお話くださいました。

最後のほうで、『仏法は人間の浅はかなモノサシではかるものではない。頭で理解してやろうと、元来はかれない世界をはかろうと試みてもみ教えは響いてこない。むしろ「愚かな自分に、深淵な仏法はどうあってもはかることが出来ない」ということを知らされる、そこから本当の聴聞が始まる。』

とこのようなお言葉をお聞かせいただき、本などを読んでついつい分かったつもりになっている自分が恥ずかしく、恐縮した次第です。

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最後は懇親会。皆さんと、お昼をご一緒して、50年の節目の会を終えました。

婦人会の皆さまには、役員方を中心に、会場の準備、進行、手伝いと、惜しみないご協力を頂戴致しましたこと、心より感謝申し上げます。

また、婦人会会長さん、副会長さん、若婦人会会長さん、皆さん夫々心のこもった温かいお言葉を、ご挨拶でプレゼントして下さいました。

僕は挨拶が苦手だし大嫌い(たぶん大方の人がそうだと思う)なので、その分、心に沁みました。

重ねて御礼申し上げます。

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