旧中島町原爆追悼法要

一昨日、広島は原爆による被災から70周年を迎えました。そして、例年より多くの人びとが平和公園へと訪れ、様々なモニュメントの前で黙祷が捧げられました。

その内のひとつ、平和観音像は旧中島本町の慰霊碑になります。

毎年8月6日は、元住民、またその縁故が集い、被爆死された方々の追悼法要を、観音像のもとで行っており、淨寶寺住職が導師を勤めております。

法要後の法話で住職は、非核非戦を訴えると共に、戦争を絶え間なく続けてきた人間の歴史に鑑みて、私たち一人一人が、結果争いのもととなる、独善、利己等の自己中心的な思いを抱いていないか、自らを厳しく省みる必要があると話しました。

灯台もと暗し、他の欠点は見えやすいけれども己の至らないところには気づかないもの。自戒せねばなりません。

夜になって、灯篭流しを見に元安橋へ足を運んでみました。

元安川の左岸も右岸も黒山の人だかり、朝よりも、更に多くの人々が訪れていました。

海外の観光客も多くみられ、被爆70周年、関心の高さが窺えます。

この平和な光景が今後も毎年眺められることを願います。