諏訪令海– category –
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何となくありがたい ー諏訪令海ー
【淨寶第8巻第5号 1928(昭和3)年5月10日発行分】 何となくありがたい ー諏訪令海ー 「何となくありがたい。」 こうした心持ちはちょっと考えると、いかにも力なく、たよりないように思われるのであります。 私たちは何事に対しても水際立って、... -
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おまかせの生活(2)ー諏訪令海ー
【淨寶 1928(昭和3)年2月1日発行分】 おまかせの生活(2)ー諏訪令海ー この「如来さまにおまかせする」という真宗の信仰は、ちょっと聞けばすこぶる簡単で如何にも安っぽい信仰のように思う人もありますが、決してそうではありません。これ... -
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おまかせの生活(1)ー諏訪令海ー
【淨寶 1928(昭和3)年2月1日発行分】 おまかせの生活(1)ー諏訪令海ー それ以みれば、信楽を獲得することは、如来選択の願心より発起す、真心を開闡することは、大聖矜哀の善巧より顕彰せり。 しかるに末代の道俗・近世の宗師、自性唯心に... -
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慈善に対する反省(2)ー諏訪令海ー
【淨寶 1928(昭和3)年1月1日発行分】 慈善に対する反省(2)ー諏訪令海ー 一昨年の暮でありましたが、年の市の賑わいで雑踏している街中を「救世軍慰問品」と貨物自動車の後ろに大書して、餅やらみかんや炭などを沢山積み、その上に男女の救... -
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慈善に対する反省(1)ー諏訪令海ー
【淨寶 1928(昭和3)年1月1日発行分】 慈善に対する反省(1)ー諏訪令海ー 奈良女子高等師範学校では、去る一日、桑野教授引率のもとに、家事科四年生40名余名をして、大阪今宮の細民窟を視察せしめたが、桑野教授は視察の目的を説明して「... -
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不良青少年の問題と難波大助の告白(2)―諏訪令海―
【淨寶 1927(昭和2)年11月15日発行分】 不良青少年の問題と難波大助の告白(2)―諏訪令海― 東京の植田少年審判所長のお話に、今上陛下がまだ東宮殿下でおいでになった時、殿下に対して恐ろしい行為をした難波大助を入獄中に三度訪れて、彼が... -
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不良青少年の問題と難波大助の告白(1)-諏訪令海-
【淨寶 1927(昭和2)年11月15日発行分】 不良青少年の問題と難波大助の告白(1)-諏訪令海- 近来とみに社会上の大問題として、悩みを感じ出したのは不良青少年の問題であります。これがために司法省では、大正12年1月の法律をもって少年審判... -
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堪忍―諏訪令海―
【淨寶 1927(昭和2)年9月1日発行分】 「堪忍」 京都を中心に新しい信仰生活の一団を組織して、今日では日本ばかりでなく、世界の精神界にまで異常の刺激を与えていられる有名な先生がおいでになりますが、ある年のこと先生が鳥取県下に講演をしてお周... -
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我が子の恩―諏訪令海―
【淨寶 1927(昭和2)年8月1日発行分】 「我が子の恩」 ◆高師仏教青年会講演の一節◆ 昔から「子をもって知る親の恩」ということをよく申しますが、私は我... -
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私たちはこの世へ何しに生まれて来たのでしょう-諏訪令海-
【淨寶 1927(昭和2)年4月1日発行分】 「私たちはこの世へ何しに生まれて来たのでしょう」 ◆日曜学校(※1)追弔会講話(昭和2年3月10日)◆ 淨寶日曜学校と言えば、すぐ童話劇「浦島... -
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「問と答」-諏訪令海-
【淨寶 1927(昭和2)年4月1日発行分】 「問と答」 私がかつて光道学校(※1)を訪ねました時、松本先生(小学校教員)は何か熱心に、生徒のしらべものをしておられました。のぞいて見ると綴り方(※2)らしい。 「どうです、面白いのがありますか。そ...
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