年が明けました。
人それぞれ、様々な思いで新年をお迎えのことと存じます。
おめでたい新年、
悲しみの最中に迎えた新年、
人間の数だけ、その人なりの新年があることでしょう。
私ごとを言えば、昨年の1月1日、京都駅から始発の新幹線に乗って広島に帰り、
この淨寶寺の「元旦会(がんたんえ)」に出させて頂いたのが、私の副住職としての始まりでした。
それから丸一年が経ち、本日が二度目の「元旦会」。
おめでたいと言うよりも、
また出発地点に戻って来たな・・・という感覚です。
初心に立ち返り、もう二度とやって来ることのない「平成25年」を大切に歩んで行きたいと思います。
本年の「元旦会」も、有り難いことに年始早々多くのお参りを頂きました。
以下は住職のご法話の要約(文責:管理人)。
「今年で私は80歳になる。まだまだ元気で生きていたいと思うが、いつまでもこの世にいる訳にはいかない。いつかは去っていかなければならない。しかし、死ぬということを案ずることはない。今生の命終わった時、阿弥陀仏の救いのはたらきによって浄土という悟りの世界へ「往生」するのだ。「往生」ー往きて生まれる、それは阿弥陀仏の無量寿(無限の命、決して絶えることのない慈悲のはたらき)、無量光(無限の光、あらゆるところを照らし闇を破る智慧のはたらき)のはたらきの中で、私の命が再生されるということ。この人生は死んで終わる道ではない。阿弥陀仏のはたらきによって浄土へと往生する道を恵まれた人生なのだ。」
法要後、ご参拝の皆さんと、かずのこ・黒豆・かまぼこ等、細やかながら正月らしいおつまみで、新年の祝い酒を酌み交わし、しばし談笑。年始のご挨拶を終えたのでした。
末筆となりましたが・・・
皆様、本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
コメント
コメント一覧 (2件)
あけましておめでとうございます(^_^) 本年も夫婦共々、よろしくお願い致します!
私は寺族として2回目の年越し&新年でした。
お寺の年末年始・・・なんと忙しく、緊張するイベントでありましょうか。。。 そんな緊張の中、煩悩を打ち消そうと叩いた鐘が殊の外響き、義兄苦笑い、御門徒さん爆笑、私照れ笑いで緊張も解れ。後片付け終わり、2時に就寝、5時から眠い目を擦りつつ着物を着付け始め、7時からお正月のおつとめ。お酒を頂き、御門徒さん良い笑顔。
今年も笑顔で終わり、笑顔で始まりたいものですね(^^)v
あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願い申し上げます。
お寺の鐘って、思った以上に響くんですよね。だから軽めに撞いたほうが音が良い。
でもあの大きな鐘を見ると、強く叩かないと!って力みますよね。
自分で撞いた鐘の音の大きさにびっくりするSさんの姿が目に浮かびます(笑)。
鐘楼のあるお寺さんの年末年始は、超ハード。
それだけに、ご門徒さんから笑顔で新年のご挨拶を頂くと、喜びも大きいことと思います。
お役目ごくろうさまでした(^^)
コメントありがとうございました。