スリランカ滞在記(6)

今月から投稿し始めた「スリランカ滞在記」、もう6回目を迎えます。

迎えて、ふとデータを見て気づいたのですが、この滞在記、反応薄し。

まあ、そうですよね。スリランカに行った人或いはこれから行く人ならともかく、スリランカに縁深い日本人なんてそうそういるものではないわけで。

以前、友人がインドに行き、その滞在記を自身のブログに長々とアップするから見てくれと言われましたが、未だに私見てませんもん(失礼)。

興味が湧かないのもむべなるかな。

しかしながら、スリランカ5泊6日の日程の内、まだ1泊2日目の途中を記しているに過ぎません。

この滞在記、反応薄い割には、かなり長引きそうな予感。

ご迷惑をお掛けしますが、しばらく続けさせて頂きます。

さて、前回からの続きで、場所はスリランカの古都アヌラーダプラ、イスムルニヤ精舎。

これから本堂に入ります!

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外観は古そうですが、この建物比較的新しく建てられたもの。

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中に入ると、釈迦涅槃像(ブッダは、頭を北、顔は西方向に右肘をついて横になられ、お亡くなりになられた。いわゆる「北枕」はここから来ている。)があります。塗装はまだ新しいですね。如何にも南国らしいカラフルな装いです。

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その釈迦涅槃像の御頭の傍には、仏弟子十大弟子の一人「多聞随一」の阿難尊者の立像が。阿難尊者はブッダの従弟に当たり、最後までブッダの身の周りのお世話をされた方です。故にブッダのご法話を一番近くで、一番多く聞かれた。だから「多聞随一」。後に仏典の元となる「結集けつじゅう」―弟子が集まって、互いに記憶しているブッダのご法話を語り合い、整合し、誤りのないよう記憶した―の時に、大活躍されたと伝えられています。この立像はブッダの死を前にして溢れ出る悲しみをじっとこらえているかのようです。

そして、その右隣がブッダの瞑想像です。どうも、この涅槃像、阿難像、瞑想像の三つワンセットが、スリランカ仏教寺院の一つのスタイルであるよう・・・というは、別の場所でも同じ配置を見たからで、その別の場所については、また後日触れますので楽しみに(してる人は先ずいないと思われるものの)しておいてください。

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本堂の一番奥は、巨石群に繋がっており、洞窟状になっています。そう、スリランカ初の仏教僧イスルムニヤさんは、ここで儀式を受け出家の身となられたのです。今から2300年前、当時生きてこの場所に座られていた方々のことを想像すると、深い感銘を覚えます。

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本堂を出ると、天然の洞窟の周囲に石を積み重ね、天井にはアーチ状の意匠を施した場所がありました。この洞窟も行者の修行場だったのでしょうか。或いは儀式の場か。

ちょっと、入らせてもらおうかな・・・

あれ?何か、天井辺りで蠢いていますね・・・目の錯覚かな・・・

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ぎゃあああああああああー、コウモリの群れえええええええ!!!

入るの無理。

しかしながら、インディージョーンズなどの映画によれば、太古の遺跡には必ず大量のコウモリが潜んでおり、急に飛び出て主人公たちを驚かすもの。その構図はデフォルトです。

さすが2300年の歴史を誇るイスムルニヤ精舎、外しません!

(続く)

 

 

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