スリランカ滞在記(9)

さて、スリランカ滞在記、前回から2週間以上も空いてしまいましたが、再開です。

前回、お釈迦様ゆかり(かもしれない)の菩提樹の葉にロマンを求めた私でしたが、ガイドさんのガイドし過ぎな現実的ひと言によって、その目論見はいとも容易く打ち砕かれたのでした。

しかしながら、そんな興ざめた私の心なぞお構いなしにツアーはぐいぐいと進行します。

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スリー・マハー菩提樹から続く、やたらと長い参道に入りました。どこに向かっているのかと言えば・・・

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見えてきました。やたらとでかいあの白い塔が、我々の目指す先、ルワンウェリ・サーヤ大塔。

仏舎利塔、つまりお釈迦様のご遺骨の一部を納めた仏塔です。

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だいぶ近づきました。塔の下に何かずらりと並んでいる物は何でしょうか。気になります。

ズームイン。

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象の彫刻群!

象はその大きさと強さから権力の象徴とも言えるでしょう。その彫刻を周囲に沢山配置しているということは、この大塔がいかに重要な守護すべき建物であるかを物語っています。

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さて、門で例によって靴を脱ぎ、裸足になって大塔のもとへと進みます。

しかし、でかい!55メートルの高さがあるそう。もっとも紀元前2世紀に建造された時には2倍の110メートルだったということです。

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ところで㊤の写真左は1890年に撮影されたもの。何とこの古都アヌラーダプラは、その当時ジャングルの中に埋没していたのです。というのは、隣国インドから攻められて、既に10世紀頃、王朝はこの都を放棄し、拠点を南方へと移していたからです。つまり、1000年近い時を経て、ルワンウェリ・サーヤ大塔は復興されたことになります。

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この案内看板は塔のテッペンにはめ込まれている、ガイドさん曰くダイヤだそうです。なんでも仏塔の頂点にはダイヤがはめ込まれているものであり、古来から泥棒に狙われ続けてきたらしい。

しかし、シンハラ語で書かれているため一切読めません。数字の2600というのはカラットを表す数字でしょうか。いや、そもそも、そんな巨大なダイヤがこの世に存在するのでしょうか。

塔のテッペンをズームインしてみます。

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うわー本当にダイヤらしきものが光ってます!しかしちょっとでかすぎ。

ほんとにダイヤですか?ってガイドさんに聞くと、やれやれといった感じで「ダイヤデス」と言い張るガイドさん。

では、そういうことにしておきましょう(大人対応)。

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さて、塔の真下までやってきました。先ほどの象さんが間近にいます。

これ、ひとつひとつがかなり丁重に造られています。

さすが、古都アヌラーダプラを代表する聖地!

(続く)

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