スリランカ滞在記(17)異形の宮殿シギリヤロックの謎⑥

シギリヤロック、それはお兄サンが弟サンの報復(前回ブログ参照)から逃れるために造った要塞であり、500人のお妾と共に籠ったハーレムでもある、世間とは隔絶された岩壁の頂上に聳え立つ孤高の天空宮殿なのであります。

故に容易に登れる路はなく、後世観光用に無理矢理取り付けられた鉄製階段を利用するしか手立てはありません。ところがその階段、なんと戦時中の作製と、やたらに年季が入っている上、断崖絶壁にへばりつくように設置されているため、恐いのなんの(高所恐怖症)。そう言えば、昔レッドツエッペリンという英国のロックバンドに「Stairway to heaven」って曲があったよね・・・などと自分を追い込んでいる内に、何とかまともな階段に至ったようです。

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うわーこれぞ「ザ・遺跡」!!ついに天空の宮殿跡に到着しました!

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何せ、1500年前の遺跡ですから基礎部しか残っていません。IMG_6784_1600

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しかし、かなりの面積です!地形を利用して段々畑のように整備されている場所もあります。

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絶景!!!

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ガイドさんによると、これらの基礎の上には七階建ての宮殿が建てられていたとのことです。

その高さなら、さらに雄大な光景を目にすることができたでしょう。

しかし、何故七階建てだと分かるのか(疑)。

ところで当該スリランカツアー、後に「仏歯寺」という世界遺産に参拝することになるのですが、その境内に建てられていた建築がどうもスリランカの伝統的な様式らしく、ここシギリヤロックの頂上もそのような建物で彩られていたらしい(無論、ガイドさん説)。

どんな建物かというと・・・

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なんと雅な!(七階建てではないけれど)

ジャングルの中の突如として現れる巨大な岩!

その頂上に聳え立つ色とりどりの建築!

さらに500人の美女!

それを実際見た人がお国に帰って一部始終を語ろうとも、お伽噺と誰も信じてくれなかったろうほどのレベル。

この世に実在したシャングリラ、それがシギリヤロックなのです。

【続く】

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