さて、今年も残るところ、あと2週間となりました。週末、夜の繁華街を歩けば、人の波。忘年会とおぼしき一行か、大いに盛り上がっているのでしょう、あちこちで雄叫びが聞かれます。なんで若年層の酔っ払いは叫ぶんでしょうか。救急車のサイレン音でも聞いたのでしょうか。月が出ているからでしょうか。
と、そんなシーズンにもかかわらず、このブログは、未だ今夏訪れた南国スリランカはシギリヤロックの頂上。
このズレ具合、かえって新鮮です。
と、思いませんか。
思いませんよね。
本題に入ります。
シギリヤロックの頂上に登り、最大の謎(本シリーズの謎⑦を参照のこと)も明らかになり、あとは降りるのみ。しかしながら・・・
例によって、この高さ。さらに岩肌にむりやり取り付けた感満載の怪しい鉄階段。そして高所恐怖症の私。「シャレにならしまへんで・・・」などとぼやきながら、手摺にしがみつくようにして、一段、一段下って行きます。
途中、見上げると、改めて断崖絶壁。よくあんな心細い足場を通るよな(お前もな)。
ようやく、地面に辿り着きました。ほっと一安心した、その時、
「コブラがイルヨ!」
と、ガイドさんの声。
象一頭も殺してしまうコブラの猛毒、こんなところで咬まれれば・・・緊張が走ります・・・
眉間に皺を寄せ、切迫した表情のガイドさんが指した指先の方向に目を移すと、
ああ、見えんこともないですね、キングコブラ。
あ、ガイドさん笑ってる・・・この場所での鉄板ネタなんでしょう。
私「びっくりしましたよ~」(小芝居)
と、いうことで全8回に亘って連載させて頂いた「シギリヤロックの謎」、堂々の完結。
しかしながら、まだまだ続く(しつこい)「スリランカ滞在記」、次回より新シリーズです。
一同、バスに乗り込み、次なる観光地へ。
車窓には、シギリヤロックの側面が。
後ろの座席から、男性の声が聞こえてきました。
「許せん!」
(本シリーズの謎①を参照のこと)
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