スリランカ滞在記(24)

スリランカ滞在記、場所は世界遺産ポロンナルワ。

今回は、中でも最も親しまれている仏教遺跡へと向かいます。

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大きな池。ここは沐浴場として使われていたようです。更に奥へと進むと・・・

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現れました!「ガル・ヴィハーラ」遺跡。

因みに「ヴィハーラ」とは「寺院」を意味するそうです。

そして「ガル」は・・・分りません。

ガイドさんによると、先程大きな池がありましたが、この辺りは土地が低いので、ポロンナルワの衰退と共に「ガル・ヴィハーラ」は泥の中へと次第に埋れていったということです。故に泥中で保護された形となり、迫害による破壊や経年による破損も少なく、非常に良い状態を保っています。いやはや「塞翁が馬」ですな。

一枚の巨岩から掘り出された仏像は全部で四体あります。

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こちらは正面向かって一番右手にある、座像で、高さ4.6mになります。

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深く瞑想に入っておられる御様子です。瀬戸内の水面のように静かな佇まい。

これは私の勝手な推察ですが、「悟りを開かれたお釈迦様」を表しているように感じました(違っていたらすみません)。

丸くふくよかで憂いのない口元。煩悩の焔が吹き消されたお顔は、斯様に穏やかなのでしょうか。写実的というより若干デフォルメされた座像ですが、見れば見るほど気品漂うお姿です。思わずしばし見とれてしまうほどでした。

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そして、座像の右隣、人だかりがしているところがこの「ガル・ヴィハーラ」の中心部だと思われます。つまりご本尊ですね。

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金網が張られ、厳重に守られています。

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大きさは、「ガル・ヴィハーラ」中、最も小さく等身大程ですが、この「大事にされ感」からすれば、相当の由緒があるものと思われます。

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さて、残り二体の巨大な仏像は、お釈迦様の死にまつわるお姿。

実は本日2月15日は、お釈迦様が80歳でお亡くなりになられた命日、「涅槃会(ねはんえ)」です。

次回ブログでは、ポロンナルワの仏像を通じて「涅槃会」について触れてみたいと思います。

 

 

 

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