スリランカ滞在記(32)

酷暑の続く、今日このごろ。

言ったところで、どうなるわけでもないのに二言目には思わず出てしまう「暑いですねえ」。

しかし、猛暑をものともせず、甲子園で気を吐く高校球児とその応援。

夏なのに失速しないカープと、またその応援。

私的には予想だにしなかったリオ・オリンピックのメダルラッシュとその応援。

この「スリランカ滞在記」連載も、孤立無援ながら負けてられないのであります。

さて前回に引き続き、ここはマータレーという名の町にある仏教寺院「アル・ヴィハーラ」

IMG_7041_1600

建立時期は紀元前1世紀!2000年以上の歴史があります。

IMG_7047_1600

スリランカの古い寺院は、このような天然の岩場に造られているケースがよく見られます。

ガイドさんによれば、天然の岩場は修行者にとって絶好の修行場所。確かにジャングルの密林と違って、身体にまとわりつく虫も少ないでしょうし、岩陰に入れば涼しく、瞑想など行うにはうってつけの環境と言えましょう。

恐らく、そのような岩場に修行僧が自然と集まって来て、寺院を形成するに至ったのだと思われます。

IMG_7068_1600

全身金色の僧形を発見。恐らく寺院の創始者か、伝説的な事績を遺した方でしょう。

スターウォーズに出てくる金色のアレっぽいですね。

IMG_7055_1600

煙が上へ向かうがごとく、岩場をぐいぐいと登っていきます。結構高い(汗)・・・

IMG_7066_1600

前日訪れた、恐怖の岩場「シギリアロック」を彷彿とさせる階段が現れました。

IMG_7062_1600

頂上付近。やはり、けっこうな高さがあります。何でこんなところに・・・

「シギリアロック」も然り、修行場が何だかんだと言ってはおりますが、スリランカの人は元来こういった岩場が大好きで、何か造らずにはおれないDNAを宿しているのではないかという気がしてきました。血が騒ぐというやつです。

IMG_7059_1600

てっぺんには仏塔(恐らくお釈迦様の御遺骨の一部が納められている)がありました。

そこをお参りした後、私たちは岩場中腹に建てられた僧院へと向かいました。IMG_7070_1600

中へと案内されます。

IMG_7071_1600

とても清潔で、しかも、どこかさり気のない洒落た雰囲気のある空間。

これより、この街一番の高僧と面会する予定です。

【続く】

 

この記事を書いた人

コメント

コメント一覧 (2件)

  • 本願寺新報8月10日号見ました。住職になられてご活躍のようですね。なんかうれしいかぎりです。

    • コメントありがとうございます。
      ぼちぼちとやってます。
      またお会いしましょう。

コメントする

目次