島根邑南福正寺

??いきなりの眺望!

何を隠そうここは、島根県邑南(おおなん)町、周囲を山に囲まれた中国山地のおヘソです。

今(10月12日)山頂にある宿泊施設(いこいの森しまね)から盆地を眺めています。今朝は見ること叶いませんでしたが、ここは雲海の勝景としても知られています。

あの盆地の真ん中辺りに、坊守(ぼうもり、住職の奥さん)の里、福正寺があります。無住となり、跡継ぎが絶えた状態の福正寺ですが、淨寶寺の住職が代務住職を務め、年に一度、ご法要を修めさせて頂きます。今日はその当日。先週、ご門徒の方々と大掃除を終え(10月5日付ブログ)、準備万端、後は法要開始を待つばかりです。

 

本堂で黙々と法要の準備をする住職
背中に哀愁が・・・

 

 

昨日は雨がパラついたけれど、本日は晴天ナリ。しかし、アレです。静かです。

 

のどかすぎる本堂の周辺・・・お参りの人って来られるんだろうか?

 

 

 

来られました!たくさんお参り下さいました!(^^)。

 

 

 

 

 

法要は永代経法要(※1)と報恩講法要(※2)の二部構成。お説教は前座管理人、真打ち住職。

 

住職のお話は流石の貫禄で、ひとことひとことが胸に染みました。

 

 

 

法要終了後は、皆さんでお茶。

 

古巣だけあって、坊守の知り合いだらけ。同級生などの 再会で懐かしいやら嬉しいやら。(さて、坊守はだれ?)

 

福正寺のご門徒さんはほんの数件ですが、集落の方々がお誘い合わせてお越し下さいました。普段はだれも住んでいないお寺ですが、皆さん気に掛けて下さってたんですね。アリガトウゴザイマス・・・。

温かかったです。お寺の在り方というものもいろいろ考えさせられました。

また、来年も心を込めてご法要をお勤めさせて頂きたいと思います。どうぞ、宜しくお願い致します。

(※1)永代経法要・・・親鸞聖人が明らかにされた真実のみ教えが、永代に亘って存続することを願って修められるご法要

(※2)報恩講法要・・・浄土真宗で最も大切なご法要。報恩講法要を修めない真宗の寺院はない。阿弥陀仏と名付けたてまつられる真理のはたらきによって、あらゆる人々が仏と成る道を明らかにして下さった親鸞聖人のご遺徳を讃え感謝するご法要

この記事を書いた人

コメント

コメント一覧 (4件)

  • ホ-ムペ-ジ開設(?)おめでとうございます。長野のおやき・又 坊守さまのお里、福正寺での報恩講のご様子など楽しく拝読致しました。普段の副住職さまとは違いとてもユ-モアたっぷりの文章で新たな1面をみせて頂き目からウロコ…の思いでおります。
     さて、この欄をお借りして申し訳ございませんが11/13の、お斎のごはんを昨年同様に“ごはんの里”に発注いたしておきました。当日早朝にコンテナでの配達となります。代金は20キロで¥6,300-ですので、坊守さまにお伝え下さいませ。何とぞよろしくお願い致します。

    • コメントありがとうございます。
      私の拙いブログにもお目通し頂き、うれしく存じます。
      普段の私は相当固い感じなんでしょうか・・・自分では気付かないもんですね(笑)

      報恩講お斎のゴハンの件、承知致しました。
      いつも的確な段取りに大変助かっております。
      こちらこそ、どうぞよろしくお願い申し上げます。

  • 法要、無事終了お疲れ様でした。

    邑南町は、いつの日ものどかで、時が静かに流れてますね。
    山頂に宿泊施設があることにも驚きました。

    邑南町の方々は、年に一度の坊守さまとの再会を楽しみにされているんですね。
    あんなにたくさんの方々が集まってこられて、さぞかし賑やかなときを過ごされた
    事でしょう。

    お寺は、私にとってもなくてはならない大切な存在に今はなりました。
    そして、管理人住職のお説教が聞きたくなりました。

    • おっしゃる通り、邑南町は静かに時が流れ、都会にはない人と人との繋がりがあります。法要には予想外に多くの方がご参拝され、賑やかで和やかなひと時を過ごさせて頂きました。
      古びた本堂も、何か生きを吹き返したような感じがしました。やはりお寺は人がお参りされて活きるものですね。
      お寺を大切な存在としてくださり、お寺としてはこれ以上ない喜びです。嬉しいです。
      住職はみ教えに基づいた確かな、そしてあたたかいお話をされます。私はまだまだ未熟者・・・研鑽を積んでまいります。
      コメントありがとうございました。

コメントする

目次