管理人– Author –
管理人
-
境野黄洋
必然と偶然(2)―境野黄洋―
【淨寶 1927(昭和2)年10月10日発行分】 「必然と偶然」(2)―境野黄洋― 人は与えられた運命以上にも、また以下にも行けるものではないのです。故に人は、努力の最後に逢着(ほうちゃく)した、どうすることも出来ぬというハメに行ったら、そこは、喜... -
管理人ブログ
怒りの師走
時は師走。猫の手さえも借したいくらい人は大変忙しい時節。街を行き交う車も数を増し、皆行き急いでいるようです。 そんな中、マイペースでトロトロ走らせる私の車は、障害物と目に映るのでしょうか、最近よく、後ろを走るドライバーからクラクションを鳴... -
境野黄洋
必然と偶然(1)―境野黄洋―
【淨寶 1927(昭和2)年10月10日発行分】 「必然と偶然」(1)―境野黄洋― 前世の約束など言うことを申したならば、今の新時代の教育を受けた人々は、随分古めかしいことを持ち出したと思わるるでありましょう。何だか、古い講談本にでも出てきそうなこと... -
管理人ブログ
誕生
私には弟がおります。 東京の学校へ行き、希望した企業に勤め、好きな女性と結婚し、娘をもうけて、家を建てました。 絵に描いたようなサラリーマン生活。 しかし、その営みには、弟の強い信念のようなものが貫かれているような気がします。 たとえば、東... -
新宅博雄
救済の宗教(2)―新宅博雄―
【淨寶 1927(昭和2)年9月1日発行分】 救済の宗教(2)―新宅博雄― ●救済の体験 われなくも法はつきまじ和歌の浦 あをくさびとのあらんかぎりは これは、親鸞聖人がお亡くなりになる少し前、伊勢の西念房に与えられたお歌である... -
管理人ブログ
イルミネーション
今日から師走に入りました。本年もあとひと月。 「一年ってあっという間ですねえ」 と、人とお会いする度に、つい口をついて出ます。 「ほんと、一年一年、年をとる度に早くなります」 まったくその通りで、子供の頃はあんなに長かった一日が、ビュンビュ... -
諏訪令海
堪忍―諏訪令海―
【淨寶 1927(昭和2)年9月1日発行分】 「堪忍」 京都を中心に新しい信仰生活の一団を組織して、今日では日本ばかりでなく、世界の精神界にまで異常の刺激を与えていられる有名な先生がおいでになりますが、ある年のこと先生が鳥取県下に講演をしてお周... -
管理人ブログ
街の風景
写真は淨寶寺から車で15分ほどのところにある、私の実家のある街の、とある風景。 この街を、来年度開通予定の「広島南道路」という湾岸高速が横断します。目下、高架の建設が急ピッチ進められている模様です。 子供の頃、走り回った路地裏や、懐か... -
新宅博雄
救済の宗教(1)―新宅博雄―
【淨寶 1927(昭和2)年8月1日発行分】 「救済の宗教」(1) ●人間について(宗教的主体の問題) さきに救済仏について述べた(※1)ので、今回はその救いの一要素たる人間について考えることとする。一体人間の本性は善いものであろうか、悪いものであ... -
管理人ブログ
「倉」
最近急に冷え込みましたが、先週は穏やかな秋の日和が続いていました。 そんな秋風に誘われたのか、「そうだ、倉敷に行こう!」と、ある日ふと思い立ち、電車に飛び乗ったのです。 広島駅から在来線に揺られること2時間50分!瀬戸内の美しい景色にも飽き、... -
管理人ブログ
報恩講
仏道とは、仏になる道。その道を歩むということは、家庭を捨て、髪の毛をクリクリに剃り落し、肉食を断ち、厳冬の最中、滝に打たれるなどして精神を修養しつつ、ひたすら読経に明け暮れる・・・そんなイメージがある?かと思います。 しかし、浄土真宗の開... -
諏訪令海
我が子の恩―諏訪令海―
【淨寶 1927(昭和2)年8月1日発行分】 「我が子の恩」 ◆高師仏教青年会講演の一節◆ 昔から「子をもって知る親の恩」ということをよく申しますが、私は我...